こんにちは。とんぼの羽です。
キャンプをしていると、一度はツリーハウスに泊まってみたいと思った事ありませんか。
子供の頃に憧れた秘密基地の様なツリーハウス。
でも、いざ予約しようとしても、いつも予約が一杯・・・。
今回はそんなツリーハウスが割と予約も取りやすく、色々な形のツリーハウスが楽しる、穴場スポットを紹介したいと思います。
おだぎりガーデンとは
『おだぎりガーデン』は栃木県那須町にあるキャンプ場です。
広大な大自然に囲まれた那須高原。その中で、一万坪ものとても広い台地を使って、2013年に開業したキャンプ場です。キャンプ場内には小川も流れており、川のせせらぎや小鳥のさえずり、そして夜空に浮かぶ満天の星空など、那須高原の大自然をゆっくりと堪能できるキャンプ場です。
そして、ここの最大の魅力は、キャンプ場内に佇んでいる約20棟のツリーハウスです!
ツリーハウスは一棟一棟形が異なっていて、どのツリーハウスも、とても魅力的です。
そして、驚くことに、なんとこのツリーハウスは全てオーナーの手作りだそうです!!
更に驚きはオーナーの小田切さんは、今年で84歳!!しかも、今も、たった一人でこのキャンプ場を運営をしているというから本当に驚きです!!
ここまでの活力と技術は本当に尊敬ですね。
そんな魅力たっぷりなおだぎりガーデンですが、ここは意外と穴場的スポットなので、GWや夏休みなどハイシーズンでも割と予約がとれるチャンスがあるかもしれませんので是非チェックしてみて下さい。
おだぎりガーデンのツリーハウスに泊まってみた
おだぎりガーデンまでの道のりは、那須グリーンライン(県道68号)から看板に従って、1本入った道を進むことになります。この1本道は少し狭いですが、ほとんど車通りはなく、また所々に退避場所もあるので、安心してください。
この1本道を進むと途中で分岐する道があるのですが、こちらも看板に従って車を進めれば大丈夫です。
そして、入口の看板です。これも手作り感があって暖か味を感じますね。
到着したら先ずは、受付です。
こちらが、おだぎりガーデンの受付(兼、オーナー自宅)になります。
なお、おだぎりガーデンのチェックイン時間は12:00~チェックアウトは~12:00迄となっています。(もし、早めに着いてしまいそうであれば、一度オーナーに電話してみて下さいね。我が家も早く現地に着き過ぎたので、相談してみたら、10時頃からならいつでもチェックインOKと快諾を頂きました!)
そして今回我が家は、こちらの『W』のツリーハウスをお借りしてみました!
裏から見るとこんな感じでハウスが乗っかってます!これをオーナーたった一人で手作りしたなんて、本当に凄いですね!!
なお、おだぎりガーデンのツリーハウス料金は1棟15000円で、約20棟のツリーハウスから選ぶ事ができます。
※後ほど紹介しますが、ツリーハウスの中には水道やトイレなどは一切ありませんので、ファミリーの方はトイレや水場、キッチンなどが近くにある『V』と『W』がおすすめの場所です。
基本的にどこのツリーハウスも車は横付けして停車できるので、荷下ろしも楽ちんです!
ツリーハウスの下ではBBQができる様になっています。ツリーハウス自体が屋根代わりにもなっているので、雨が降ってきても安心です。
コンロはドラム缶を半分に切断したものがあります。(無料で自由に使用できます)
・・・ただ開口が大きいので、網や鉄板を設置するには一工夫必要そうです。
我が家は、コンロの角スペースと大きな石を2つを土台にして使用してみました。
そしてツリーハウスにはブランコも設置してありますので、子供は大喜びです!
それでは、気になるツリーハウスの方を見ていきましょう!
入口のコンセントや照明スイッチは、配線そのまま!スイッチを押すのにちょっとコツが。笑。
逆に、こういうのもの本当に手作り感が満載でいいですね!
ツリーハウスまでの階段は割としっかりしていますが、少し急勾配なので、お子様や女性の方は気を付けて上り下りして下さいね!
そして、こちらがツリーハウスの玄関です!
建て付けが少し微妙で開け閉めが若干・・・これも手作り感ならではという事で。笑
そして玄関を開けてみると、、、
こんな感じです!ツリーハウスの中は至ってシンプル、ザ・にお部屋です!!
正直ツリーハウスは、一言で言うと、本当に寝るだけの部屋です!!
部屋の中には水道やトイレなど水場はありません。なので、トイレやちょっとした手洗い、歯磨きは一旦外に出てキャンプ場内の水場を利用する形になります。(一見不便かもしれませんが、キャンプの際にテントで過ごす場合と条件はほぼ同じですかね!)
ファミリーにおすすめの炊事場(トイレ、キッチン)が近いツリーハウスは、『V』『W』『A』『B』『E』『F』辺りになります。
ツリーハウス内にはコンセントはしっかり付いていますので、スマホやカメラの充電、ヒーターなども使用できるので安心ですね!
照明も至ってシンプルに裸電球1個!
ん??扉についている、この金具はなんだ!?
内鍵でした!!鍵まで作りがシンプルで、少し愛着を感じる1コマでした。
我が家はテントで使用しているインナーマットを敷いて、その上に持参したシュラフと毛布で過ごしました。その他、ツリーハウス内には虫などは思うほど入ってきていませんでしたが、窓を開けっぱなしにするとすぐに入ってきてしまいそうだったので、基本的には窓や扉は開放厳禁にしておいた方が無難かと思います。また、特に気になったのは、窓にカーテンなど遮るものがないので、若干プライバシー確保に苦戦したところです。夜になると部屋の明かりで外からは中が丸見えなので、ちょっとカーテンなどは欲しいところでした。(どうしても気になる方は応急的にバスタオルなどハンガーでかけるとよいかもですね)
そしてツリーハウスには、高さを感じるバルコニー?も付いています。少しミシミシと軋みもあってドキドキがあっていいですね!
ツリーハウスならではの、高台絶景が楽しめるのも魅力の一つです!
我が家が泊まったWのツリーハウスからはキャンプ場内が見渡せる場所で、緑や菜の花がとても綺麗でした。
その他、おだぎりガーデンには、キッチンが2カ所設置されているので、BBQではなくこちらで料理してツリーハウス内でごはんを食べるなんてことも出来ちゃうんです!
キッチンには一通りのキッチン用具は揃っています。(やや年季を感じるものばかりですが)
大きなウッドテーブルもありますので、グループでごはんを食べたい時はここを利用するのも良いですね!
こちらはもう1カ所のキッチンです。
同じようにキッチン用具は一通りは揃っています。
食器なども自由に使用して良いそうです。
電子レンジなども一応設置してあります!(年季は入っていますが、一応動作OKです!)
気になるトイレも少し紹介しておきます!こちらは男子トイレですが、壁のデザインもオーナーの手作り!可愛い作りになっています!
男子トイレはこれくらいで十分ですね!!笑
もちろん、女性やお子様も安心できるトイレもありますので、ご安心下さい。
ちゃんと水洗の洋式タイプもあります。
手洗い場にもしっかりハンドソープなどありますので、このご時世、安心ですね。
おだぎりガーデンでの過ごし方は色々!
さて、ここから、おだぎりガーデンのツリーハウス生活開始です。
先ずは腹ごしらえの為に火を起しです。
おだぎりガーデンの近くにあった『ダイユー』というズーパーでゲットしたニジマスを早速焼いて食べます。
※ダイユーは那須でキャンプする際にオススメのスーパーです。下記の記事も併せてご参考下さい。
那須でキャンプ!BBQ!買い物はココで決まり!スーパー『ダイユー』がオススメ! | とんぼの羽ブログ (tonbonohane.com)
澄み切った青空には飛行機雲も綺麗に映えます!とっても気持ちがいい!
周りを見渡せば、菜の花が穏やかに咲き誇る、
そして木漏れ日に映える、桜の桃色に心を打たれながら、、
ゆっくりとした時間を、、、
なんて思っているのは大人だけ。
少し腹ごしらえが済んだら子供たちは早速キャンプ場内で冒険を始めるのです。
とにかくあちこちにブランコがあるので、とりあえずブランコに乗る子供たち。
ツリーハウスの裏手には、こんな手作りハンモックもありました。
と、カエル君を発見!
そうなんです。ここおだぎりガーデンのキャンプ場内には、小川も流れており、生き物たちとも触れ合う事ができちゃうのです。
場内に流れる小川は浅瀬なので安心です。(ですが、もちろん小川で遊ぶ際にはお子様から必ず目を離さない様に)
そして小川でも、ブランコを見つけます。笑
紐が細くて切れちゃいそう・・・(汗
また、ブランコ、、、じゃなくて鉄棒か!!笑
と、キャンプ場内を探検していると、何やらグランドキャニオンを思わせる大きな岩が・・!!
クライミングみたいに登るって遊べる岩なんかもありました!
(※梯子を使って登る際に上に人がいると、結構、砂利や石ころが、ゴロゴロと上から降ってきますので、ここで遊ぶ際には十分気をつけて下さいね)
そして、やはり安定のブランコに落ち着くのね。。
所々、オーナーの芸術性を感じるアートも、このキャンプ場のお楽しみですね!
そうこうしているうちに、日も暮れてきて少し肌寒くなってきました。(GWの那須は、まだ夕方には寒いですね)
改めて火を起して暖をとりましょう。
おだぎりガーデンでは、薪も500円で買う事ができるのですが、すこし周りを見渡すと、燃やせそうな木が沢山落ちているので、こちらを拾い集めて暖をとりました。
さて、いよいよ寒くなってきたところで、お風呂にでも行きますか!!
(ちなみにおだぎりガーデンはチェックイン後も出入りは自由ですので、買い物や近くの観光スポット巡りも可能です)
おだぎりガーデンでは受付の際に、近隣ホテルのお風呂の優待券がもらます。入浴料通常1500円のところが、なんと500円に!!
正直なところ、このお風呂はそんなに期待していなかったのですが、、、
現地へ到着してみると、まさかの展開が、、、
これまで自由すぎた、おだぎりガーデンの雰囲気とは正反対に、何だ、このかしこまった雰囲気!!笑
結婚式にでも来たのかって思うくらいキレイなホテルに圧巻。
炭臭い私たち。泥まみれの子供たち・・・
受付するのが、なんだか恥ずかしい気持ちになりがら、申し訳なさそうに受付へ、
しかし、受付の方も何も気にせずに、優しい笑顔で対応してくれて、もはやウェルカムオーラ全開!やっぱり那須はいいな~と感激した場面でした。
気になるお風呂は、まさに、いい意味で期待を裏切る、最高に気持ちの良いお風呂でした!!
(写真は撮れなかったですが、とにかく広~い露天風呂と内風呂があってホントに最高です)
そして、改めて思う、おだぎりガーデンの優待券の凄さ!こんなお風呂に500円で入れるなんて。
ひと時の贅沢な時間を過ごして、おだぎりガーデンに戻ってきたころにはすっかり夜に。
4月後半と言えど、とにかく寒い!
さくっとカップラーメンを食べて、
さくっと花火をやって、
あとは、ツリーハウスの中でまったりとカードゲーム。
おだぎりガーデン、日が暮れてからは普段とは違う、木に囲まれたツリーハウスの中で暖かく過ごす、そんな家族の時間が、心も暖まる、大切な思い出になりました。
おだぎりガーデン オーナーの傑作をご覧ください
最後に、おだぎりガーデンのオーナーがたった一人で築いてきた、とっても魅力的な数々のツリーハウスを紹介していきたいと思います。
是非、泊る際の参考にしていただければ幸いです。
基本的には我が家宿泊した『W』棟と料金は同じ(1棟15000円)で、どの棟にも、BBQスペースや駐車スペースはありますので、自分にあったツリーハウスを選んでみて下さいね。
先ずは、こちらは『F』棟です。
F棟~A,B,E棟は各棟からオープンデッキに繋がる面白い作りになっています。
こちらがオープンデッキです!とても気持ちが良いですね!
そして右が『E』棟、左が『A』棟になります。※A棟はオーナーの記念すべき第1棟目だそうです!
続いて、こちらは『G』棟。
その隣には『H』棟。
G棟、H棟の先には『テントサイト』エリアもあります。
こちらは『C』棟です。
こちらは『D』棟。
『U』棟と『N』棟です。こちらではこの日、ツリーハウスとテントを組み合わせてグループキャンプなんかをされていました!楽しそうですね!
こちらはバンガロータイプの『S』棟です。
こちらもバンガロータイプの『L』棟。同じバンガロータイプのS棟よりも大人数向けになっています。
バンガロータイプのL棟には、こんなに広いウッドデッキスペースも!
キャンプ場内の真ん中あたりにある、一味雰囲気の違う『X』棟です。
X棟の裏手にも『テントサイト』エリアがあります。
この後に続くI、J、M、O、P棟は小川に沿って建てられているのでせせらぎの音を感じながらすごせるツリーハウスです。
こちらが『I』棟。
『J』棟。
『M』棟。
『O』棟。
『P』棟。
この先のT、R棟はキャンプ場内の奥の方にあって人通りも少ない場所にあるツリーハウスなので、静かに過ごしたい方などにおすすめの場所です。
こちらが『T』棟です。
こちらが『R』棟です。
そして我が家が泊まった『W』棟のすぐ隣にあるのが、
『V』棟です。
そして、V棟W棟の裏手には、とてつもない大傑作が!!!
なんと3階建てのツリーハウス(K2、K3、K4)まで!!オーナーのパワーは底知れないですね!!
(※現在は、宿泊利用は不可の様です。どうしても泊まりたい場合はオーナーに要相談)
更にその大型ツリーハウスに繋がる『Q』棟まで!(おそらくこちらはまだ製作中かと思われます)
こうして並べてみると、本当に圧巻ですね!
これらのツリーハウスを75歳の年からたった一人で築き上げてきたなんて、ココこそ真なるパワースポットではないでしょうか。
まとめ
如何でしたか。
おだぎりガーデン、年季を感じるキャンプ場かもしれませんが、その背景には、現在84歳のオーナーがたった一人で運営、製作をしているという驚きの事実が!
とても暖か味のある、手作りツリーハウスとキャンプ場の雰囲気はこのオーナーだからこその賜物かもしれません。そんな暖かい雰囲気の中で、夢にまでみた念願のツリーハウスを体験でき、開放的な時間を楽しむ事ができる唯一無二のキャンプ場。
是非、那須へお越しの際に足を運んでみて下さい。
そして84歳とは思えないほどの元気いっぱいのオーナー(小田切さん)に会って、元気をもらい、また、みんなで元気をあげましょう!!
小田切さんの愛犬『ゴンちゃん』も、みんなに会えるのを楽しみしてますよー!
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